意識高い系の知人がイケダハヤトの影響でビットコインを買ったお話。

  

私の観測範囲でしかありませんが、ネットスラングで「意識高い系」と呼ばれるタイプの人たちが、いま話題のビットコインをはじめとした仮想通貨を購入している光景をよく見かけます。

 

意識高い系と言われる人たちの特徴

意識高い系という人たちは、ビジネスの話や自己投資に目が無く、結果の是非はどうあれ行動力が高いことが特徴です(…もちろんこれビジネス系以外に興味関心のある意識高い系もいますが)。

しかし、その行動をよくよく観察すると、どこか空回りしていて、本人の理想像と周囲から評価のギャップが(主に悪い意味で)大きくなる傾向があります。基本的に、意識高い系と呼ばれる方々は大学生~2、30代なのもあって、若さゆえの過ち、若さゆえの微笑ましい一連の行動を「意識高い系」と表現しているような気もしますが…。

私の身近にも、ビジネスや流行に敏感な意識高い系の方の知人がいます。大学時代はスタバでMacでエンターキーをターン!を見事にコンプリート。在学中に自分のブログを立ち上げライフハック記事や学生向けビジネスの記事(主に地域活性化とベンチャー系)を執筆。他にも投資家・トレーダーならご存知の流行語「俺たちは雰囲気で株をやっている」の元になったマンガ「インベスターZ」の記事も書いていました。

その経験を活かしてか就活は無事に終了。上京してIT(ウェブ広告系)のベンチャー企業に就職してからは、その行動にますます磨きかかり複数ブログを開設するもネタ切れなのか、モチベーションが続かないのかどれも数週間で更新が止まっていました。

 

 

きっかけはブロガー・イケダハヤトの記事

そんな彼がビットコインを知ったのは、イケダハヤトなるプロブロガーがビットコインを買ったというブログを書いた事が発端。

イケダハヤトというブロガーは、東京のサラリーマンを所謂「社畜」だと決めつけ、日々消耗していると皮肉るなんだか虚しい芸風のブロガーで、高知県の限界集落に籠ってブロガー業に勤しんでいるらしい。詳しくは知らないが検索して2ちゃんねるの専用スレが出てきた時点で「あっ・・・(察し)」となった次第です。

ちょうどのその頃、意識高い系新卒サラリーマンとしてブイブイ言わせていた彼は、イケダハヤトの記事を見て早速ビットコインの口座を開設。ビットコインを購入。同時にこの時だけビットコイン購入の旨のブログを更新し、ちゃっかりビットコインなどの仮想通貨の取引口座開設関連のアフィリエイトも設置。

その即断即決の行動たるや、まさにトレード初心者ならではのビットコインの価格が上昇して思い描く未来への期待感によるもののよう。言い換えれば、相場への無知ゆえにできる大胆不敵さと言っても過言ではなく、自分にもFXや株を始めた時と重なる部分があったので、余計な口出しはせず(生)暖かく見守ることにしました。

彼は1月のビットコインの暴落から少し落ち着いた時、だいたい10万円代前半で現物でビットコインを購入そのまま決済せず5年は持ち続けると主張。ただし、4月付近から価格が上がると有頂天状態になったが決済はせず。そのまま5月になって急落するとそれに伴って気分がブルーになるも一貫して決済は無し。初めて買った時のルールを貫き持ち続けるつもりである。ルールを守るというスタイルは、ビットコインだけでなくFXでも真摯に見習いたい点である気がしますけどね。

しかし、5月の急落以降はやや現実逃避気味になり、チャートのチェックは愚かログインすらしないといういわば「塩漬け投資法」「気絶投資法」を実践している模様。

2017年6月5日時点では含み益であることは間違いないので、この数ヶ月の動きは単なるノイズ、数年先を見据えて含み益のままこのスタイルを貫くと言うのもある意味理にかなっているように思えます。ただ、チャートの分析やテクニカルのような勉強は全くしていないので、相場にお祈りしないことを願うばかりです。

 

 

BTC/JPYの日足のチャート分析

いい機会なので、BTC/JPYの日足のチャート分析です。

現時点でのビットコインの日足チャート。2種類のピッチフォークを形成して上昇トレンドの最中。意識高い系の彼が仕込んだときは、小さい方のピッチフォークの中で5月にはそのピッチフォークの上限を突破。

現在は大きい方のピッチフォークの真ん中付近で反発してさらに高値を目指すか?というと感じの値動きです。GWあたりから

仮にこのピッチフォークの真ん中を突き破るだけでなく、小さい方のピッチフォークの下限も突き抜けるような値動きになると、彼の含み益はたちまちのうちに「0」に。そのままガラってしまうと、含み損になってしまいますね(白目)。

 

 

ビットコインはマネーロンダリングや雰囲気商法の温床にも…

現在もなおtwitterなどでたびたび見かける、「バイナリで稼いでます」「バイナリで自由を手に入れた」「バイナリで師匠と出会って人生変わった」といういかにも胡散臭いアカウント群(通称:オプザイル、雰囲気商法集団)。

そのアカウント群が、バイナリーオプションビットコイン関連の情報商材のURLへ誘導するつぶやきや、そのURLに繋げるLINEのQRコードをつぶやいている様子を見かけます。また、MLMやネズミ講を行っている思われるアカウントでは、会員の報酬を現金ではなくビットコインによる送金で行っているというつぶやきも散見。

また、2017年1月30日には、ビットコインによる資金洗浄(つまり「マネーロンダリング(マネロン)」)を行ったとして、日本で逮捕者もでています。ビットコインによるマネロンの逮捕者はこれが初めて。

なんだかよくわからないけど儲かる話のネタとして、ビットコインを含む仮想通貨がそういった胡散臭い方々のネタになってしまっている状態です。くれぐれもそういった甘いお話には気をつけたいものですね。

 

 

今からビットコインを始めようとしている方へ

今現在のビットコインのような投機的な動きが盛んで変動が激しい値動きは、FXでもそうですが初心者向けではなく、負けやすいトレードにつながりがち。とくに初心者であれば、どういう時に勝ちやすいか、どういう時に負けやすいかという自己分析を出来るだけの経験がありませんので、尚更上下動の激しい動きに飛び込むのはオススメできません。

ですので、今からビットコインなどの仮想通貨をトレードしたい…というかトレードでお金を手に入れたい)という欲望はまず一旦抑える。そして、最初は取引したい仮想通貨のチャートを追ってみるという所からスタートするのが賢明だと思います。