エントリーポイントとしてたま~に役に立つ200EMAと+αの組み合わせ。ドル円相場分析

  

2017年5月の最終週、29日、30日までのドル円の為替チャートの分析です。

 

ドル円1時間足で相場環境の把握

ドル円1時間足。先週から続く4時間足レベルの下向きのトレンドライン(赤のライン)を全然越えられないまま、黄色の点線の200EMA付近でダブルトップを形成した後下落してしまった金曜日。ダブルトップのネックライン(ピンク色の水平線)があるのが111.450付近。まずはここをしっかり上抜けるかどうかを確かめる動きになった模様。

月曜日はアジア市場のみオープン、ヨーロッパ、ニューヨーク市場はお休みでしたので、あまり値動きはないという感じでトレード向きの日では無いという感じでした。

一応週明けですが、5月末ということもあって、アジア時間の仲値やロンドンフィックスで急な乱高下が起きてもおかしくない状況。一応今週末は月に一度のお祭り日、もといアメリカの「雇用統計」も控えていることを考えれば、それが無事に終わった来週からエントリーポイントを探すというやり方も十分にアリです。(なお、来週以降ドル円が動くかどうかはまた別の話。)

 

 

ドル円5分、15分足でエントリーポイント探し

ドル円15分足。こちらは月曜日のチャート。黄色いラインで直近の高値を抜いたトレンドラインを作って様子見。一番右の黄色の丸で囲んだ押し目ではしっかりと、直近の高値を更新(これは金曜日にできたものですが…)。次の黄色の丸で囲んだ押し目でも、ひとつ前の押し目で付けた高値を更新しています。なお、この押し目はオープンしてすぐに下攻めが失敗してしまった時につけたものです。

しかし、この2回目の押し目が付けた高値は111.450付近で1時間足で確認した通りダブルトップのネックラインの近くなので、1時間足レベル以上での戻り売りが入ってきやすいポインでもあります

時間帯もアジア時間の仲値付近でつけたものなので、ここから111.450をしっかり上抜けるというのはちょっと微妙。加えて月曜日はアジアのみオープンなので、111.450付近で買ってもその後ヨーロッパやニューヨークが買ってくるという事はまず考えられないという状況なので、450付近で指値売りというエントリーが出来た感じです。

その後アジアが引けてからトレンドライン付近に近づいて反発(赤い丸)しますが、こちらはアジア時間帯に付けた高値111.450付近を超えるに至らず、高値を切り下げてしまうことに。ここに至るまで一応安値も切り上げていますが、111.450のネックラインを超えることはありませんでした。

なお、下値抵抗線となっていたトレンドラインを実線で抜けているからといって売るにしても、ニューヨークが空いていないので、そこから勢いよく崩れるという事はなく、もみ合いのまま月曜日はクローズ。火曜日になってオセアニア~アジアにかけて大きく下落。1時間足レベルでも数十pipほど安値を切り下げたという感じになりました。

 

 

グランビルの法則でお馴染み数字「200」で見るエントリー。

FXをやっている方ならお馴染みかと思いますが、移動平均線とローソク足の動きでエントリーをする有名な法則で「グランビルの法則」というものがあります(なお、グランビルの法則を見つけたのは株価のチャート)。

そのグランビルの法則では「200日移動平均線」を用いており、この「200」という数字はFXでも重視されており、使っているトレーダーが多く機能することが割とあります。

しかし、単純に200EMAにタッチしたから、あるいは200EMAを騙しぬけしたからエントリーという機械的なエントリーでは、うまく利益を撮ったり勝率を安定させることはできません。200EMAを目安にエントリーをする場合にしても、それプラス何かを付け加えて根拠を強くすることが望ましいものです。

そのエントリー例にぴったりなチャートが昨日今日のドル円。200EMAタッチと水平線やトレンドラインが重なっているポイントがありました。

まずは、1時間足で状況を再確認。真ん中で途切れていますが、大きな流れでは赤い下向きトレンドラインを越えられず下落トレンドの最中。火曜日にオープンしてから下の方の赤い水平線がある110.900付近を実線で抜けてしまい安値を更新。

ここでチャートにある黄色の戻り高値同士を結んだ下向きのトレンドライン(ピンク色のライン)が新たに作られました。この状況では安易に買うよりも、順張りで戻り売りを狙うエントリーポイントを探す方が賢明です。

 

 

ドル円15分足。実はさきほど分析した15分足ですが、ダブルトップのネックラインである111.450付近に来たとき(黄色の丸)、黄色の点線の200EMAがちょうどお待ちかねという状況でした。ネックラインと200EMAの二つのエントリー根拠があるので売りを持ちやすかったポイントになっています。(まぁ、ヨーロッパとニューヨークが空いてないのだけが懸念材料でしたけどね)

続いて赤の丸で囲んだところ。こちらは、1時間足レベルで新たにできたトレンドラインですが、ここに来た時にもちょうど200EMAがちょうどお待ちかねという状況。上げそのものは指標発表によるものなので、エントリーするにしてもロット数を減らしたり、複数回に分けて売りポジを持つなどのやり方があったと思います。

200EMA単体ではなく、200EMAと水平線やトレンドラインという組み合わせによるエントリーポイントは、一日に何度も出てくるものではありません。しかし、この組み合わせだけでも見つけて長期足の流れに乗って順張りのエントリーをするのを心がければ、負けないトレードにつながりやすいです。