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FXのサヤ取り手法を解説!おすすめのサヤ取り手法についても公開

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FXで利益を取る方法は、「安く買って高く得る」のみではありません。

今回は、ローリターンながらもローリスクで運用できる「サヤ取り」という方法をご紹介します。

また、サヤ取りに適したFX会社も併せてご紹介するので、FXでは利益が出しにくいなと感じている方は必見です。

FXにおける「サヤ取り」とは?

株にも「サヤ取り」はありますが、今回はFXにおけるサヤ取りについてのご紹介です。

サヤ取りのサヤとは、利益と損失の差額のことです
つまり、FX取引において上手く差額を発生させながら、利益を得ていくという手法のことです。

具体的な手法についても、本記事で紹介していきます。

サヤ取りの概要

FX取引の基本は為替トレードです。

サヤ取りは、通常の為替トレードとは異なり、レートやスワップポイントを利用して意図的に差額を作り、その差額から利益を上げることを言います。

具体的に言うと、「買いスワップポイントの大きいFX会社」と「売りスワップポイントの小さいFX会社」の2つのFX会社の口座を持ち、同額のポジションを両建てでいれて、スワップポイントの差額で利益を出します。

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サヤ取りがおすすめの人

サヤ取りがおすすめな人は、下記のような人です。

  • 為替市場の予測に慣れていない初心者
  • ある程度資金があり、リスクを抑えながら安定して利益を出したい人

なぜ初心者におすすめかというと、余計な知識がない分、少ない金額でも稼ぐ経験ができるので、今後のトレードのモチベーションにもなるからです

また、ある程度の資金が必要な理由としては、両建て戦略は基本的に、2つ同時にポジションを持たないといけないため、資金も2倍いるからです。

投資は種銭が命で、割合の世界です。
種銭は多ければ多いほど、利益の金額も大きくなります。

100万円で1%の利益が取れれば1万円ですが、1億円で1%の利益が取れれば100万円になりますよね。
サヤ取りでも、資金量によって利益の金額が大きく変わってきます。

難易度自体は高くないので、考え方が分かってしまえば初心者でもできますし、仮に資金量が小さくても、利益自体は出すことができますので、じっくりと資金を増やしていくことが可能です。

サヤ取りのメリット

サヤ取りのメリットは、何といっても「リスクが少ない」ということです。

買いと売りを入れることで、値動きがどちらに転んだとしてもリスクを最小化できます。
値動きに関しては、ある意味「保険をかけた状態」でトレードしていることになります。

また、両建てすることで、大きな損失を出す可能性が低いこともメリットの1つといえるでしょう。
サヤ取りは、基本さえ忠実に再現できれば、利益を出すことが可能です。

サヤ取りのデメリット

サヤ取りのデメリットとしては、「得られる利益が少ない」ということが挙げられます。

サヤ取りは基本的にローリスクローリターンな手法なので、コツコツと小額を貯められる人はいいですが、あまりの利益の少なさに途中で止めてしまう人が多いのも実情です。

得られる利益額は一概には言えませんが、種銭の金額によっては、得られる利益は非常に少なくなってしまう可能性があります。

もう一つのデメリットとして、先ほども少し書きましたが、両建てをすることが大前提の手法なのでどうしても資金が通常のトレードよりも倍かかることです。

投資にかける資金がかなり少額の場合、あまり活用する機会のない手法ということになります。

サヤ取り方法①:「為替差益」によるサヤ取り

サヤ取りの方法は主に2つあります。
為替差益」と「スワップポイント」です。
まず、「為替差益」からみていきます。

為替差益とは、相関性のある2つの通貨ペアに対して、「買い」と「売り」を同時注文してポジションを持つことで差額を狙うやり方です

相関性のある2つの通貨ペアとして有名な通貨が「オセアニア通貨」です。
オセアニア通貨とは、オーストラリアの豪ドルとニュージーランドのNZドルのことです。
この2つに日本円を併せた「豪ドル/円」、「NZドル/円」の両方で両建てを行うことで為替差益を生みます。

豪ドルとNZドルは基本的に同じような動きをすることが多いのですが、たまに豪ドルが上がってNZドルが下がるなどの逆の動きをすることがあります。
この時に豪ドルとNZドルの価格に大きな乖離ができます。

相関性の高い通貨であれば例え乖離が起きても元に戻ることが多いので、上昇した通貨には売り、下降した通貨には買いを入れることで、収益が狙えます。

為替差益でサヤ取りをするメリットとデメリット

為替差益でサヤ取りをするメリットとしては、売りと買いのポジションを同時にもつことで、一方で損失を被っても、もう一方で収益が出るので大きなマイナスにはなりにくいことが挙げられます。

デメリットは、豪ドルとNZドルの乖離がいつ起こるのかわからない点です。
また、相場が予想と反対の動きをしたとき、損失が倍増する恐れがあります。

よって、トータルで考えた場合、通常のトレードよりもリターンが大きくない場合が多いです。

サヤ取り方法②:「スワップポイント」によるサヤ取り

サヤ取りのもう一つの方法として、スワップポイントのサヤ取りをご紹介します。

スワップポイント差益を狙う場合は、少なくとも2つのFX会社で口座を開く必要があります。

スワップポイントとは通貨ごとの金利差を埋めるポイントです。
スワップポイントはFX会社によって同じ通貨でも多少の誤差があるので、その差を収益に持っていくような考え方です。

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スワップポイントでサヤ取りをするメリットとデメリット

スワップポイントのメリットとして、買いと売りのポジションを同時に持て、なおかつロットも同じため、両建てのような形になり、理論上は為替損益が発生しないことが挙げられます。

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また、為替情報に張り付いて動きをチェックする必要がないのもメリットの一つです。

スワップポイントのデメリットは、少なくとも2つのFX会社を利用する必要があるのと、懸命に口座開設した割には、リターンが少ないことです。
為替差益以上に利益が少ないので、資金量によっては割に合わないこともあります。

サヤ取りにおすすめのFX会社

ここではサヤ取りにおすすめのFX会社を6社ご紹介します。

DMM FX

DMM FXは業界トップクラスのスプレッド原則固定0.2銭取引手数料が無料なのでアクティブトレードにも最適なのが特徴です。

口座開設数も80万口座以上あり、業界でもトップクラスに入るほどの実績を持っています。

また、24時間安心サポートも充実していて、LINEでの問い合わせも可能なことから初心者向けの会社と言えます。

LION FX

ヒロセ通商のLION FXは、顧客満足度が非常に高いFX会社です。

取り扱える通貨ペアも50種類あり、約定力が高く他社では使えない特殊で有利な注文方法が利用できる点が最大の特徴です。

みんなのFX

みんなのFXはアプリがとても使いやすいです。

また、ヒートマップや通貨強弱などの人気の機能も多数取り揃えているのも特徴の一つです。

他の特徴として、1,000通貨取引可能各種手数料無料約定率99.9%など最高水準の取引環境が整っています。

外為オンライン

外為オンラインは、初心者向けのサービスが充実しています。

口座数は、2021年3月時点で628,175口座取引単位も1,000通貨からいけるため、最初に選ぶFX会社としても外為オンラインはおすすめです。

LIGHT FX

LIGHT FXは、1,000通貨から取引可能です。

また取引手数料だけでなく、口座開設手数料やロスカット手数料、口座維持手数料、入金手数料、出金手数料も無料となっており、少ない資金で始められる特徴を持っています。

FXのサヤ取り手法のまとめ


今回は、FXにおけるサヤ取りのやり方についてご紹介しました。

FX初心者で中々利益を出せないという方にとってもとっつきやすい手法ではないでしょうか。
一気に稼ぐ10,000円よりも数百円をコツコツ貯めたい人に向いているやり方とも言えます。

どうしても負けが続くようであれば、一度サヤ取りも実践してみてはいかがでしょうか。