FXのボリンジャーバンドとは?見方や使い方などをわかりやすく解説!
B!
最近FXで勝てないな。
ボリンジャーバンドってどうなんだろう。
上記のように悩んでいませんか?
ボリンジャーバンドはテクニカル指標の一つで、多くの人が使用している物です。
ボリンジャーバンドを正しく使用できれば、トレードの幅が広がり、勝率も上がることでしょう。
今回はその理由と、ボリンジャーバンドを使って勝率をあげる方法をお教えします。
ボリンジャーバンドとは?
まず、「ボリンジャーバンドとは何なのか」について解説していきます。
ボリンジャーバンドとは、統計学を基にFXの相場を分析する、テクニカル指標の1つです。
相場のボラティリティ(変動性)を一定期間のデータから測定し、今後の価格変動範囲を予測する「+2σ」「+1σ」「移動平均線」「−1σ」「−2σ」という5つの線と、「+3σ」と「−3σ」を加えた7つの線(バンド)で構成されています。
確率は以下の通りです。
- +1σ〜−1σのライン内に収まる確率:約68.3%
- +2σ〜−2σのライン内に収まる確率:約95.5%
- +3σ〜−3σのライン内に収まる確率:約99.7%
上記をもとにすると、価格が±σ2のラインを超えているチャートの場合、かなりの高確率でバンドの中に戻ることが予想できる指標ということがわかりますね。
ボリンジャーバンドの収束と拡大
次に、ボリンジャーバンド動きである収束と拡大について説明します。
ボリンジャーバンドの動きは、大きく分けて2種類あります。
スクイーズ(収束)
バンドの幅が中央の移動平均線に近く、狭まっている状態で、値動きが小さい状態が継続しているという動きです。
この後に大きなトレンドが発生する可能性があります。
エクスパンション(拡大)
バンドの幅が広がりつつある状態で、強いトレンドが発生し、継続の可能性があります。
収束から拡大に移行するケースが多いですね。
拡大はトレンド継続を示唆するため、順張りでポジションを持つ投資家が増え、これがトレンド継続を後押しする要因となります。
ボリンジャーバンドのバンドウォーク
続いて、ボリンジャーバンドの動きであるバンドウォークについて説明していきます。
バンドウォーク
価格が1σ(シグマ)や2σ(シグマ)に沿って一方方向に動いている状態です。
ボリンジャーバンドがバンドウォークしている状態では、トレンドの継続が高まりその方向へより大きく動く傾向があります。
基本的にはトレンドフォローをしていくという対応が吉となります。
ボリンジャーバンドを使う時の注意点
それでは、ボリンジャーバンドを使う時の注意点をあげていきます。
それは、ボリンジャーバンドにも「ダマシ」が存在するということです。
一般的には、エクスパンションした方向と逆の方向に価格が動くような事例が多いです。
ダマシに引っかかりにくくするには、トレードする時間足の上位足を見て、大きなトレンドが今どちらに発生しているのか、レンジ相場の場合は、今レンジのどの位置なのかを見ると、相場の大勢が把握でき、ダマシを未然に防げる可能性が上がります。
ボリンジャーバンドと相性の良いインジケーター
次に、ボリンジャーバンドと相性の良いインジケーターを紹介します。
前提として、ボリンジャーバンドのみで売買タイミングを計るのは難しいです。
そのため、MACDやRSIなどのオシレーター指標を併用すると、売買タイミングがわかりやすくなります。
それぞれのインジケーターについての詳しい説明は、以下の記事を参考にしてみてください。
MACD
RSI
ボリンジャーバンドをより深く学ぶためのおすすめ書籍
それでは、ボリンジャーバンドをより深く学ぶためのおすすめ書籍を紹介していきます。
ボリンジャーバンド入門
初心者向けの書籍です。
ボリンジャーバンドの開発者「ジョン・ボリンジャー」が書いており、
ボリンジャーバンドの基本的な使い方について学ぶことができます。
開発者自身が執筆した本なので、どんな意図でボリンジャーバンドを作ったかを知れる貴重な書籍となっていますよ。
ボリンジャーバンドとMACDによるデイトレード ──世界一シンプルな売買戦略 (ウィザードブックシリーズ)
こちらは、中上級者向けの書籍です。
ボリンジャーバンドにMACDやRSIを併用したトレンドフォロー戦略を体系的に学ぶことができます。
手法自体はシンプルなので、再現性が高いのが特徴です。
ボリンジャーバンドのまとめ
いかがでしたか?
ボリンジャーバンドを活用することによって、トレードの幅が広がり、よく安定した取引ができるようになります。
実践してみるとわかりますが、視覚的にも非常にわかりやすく、根拠としても使うことができるので、おすすめです。
このように様々なメリットがありますので、ぜひ今回の記事を参考にしてこの方法を取り入れてみてくださいね。