移動平均線のパーフェクトオーダーとは?FX初心者でもわかる見方や使い方を解説
FX初心者のあなたは運用をはじめて、こんな悩みをかかえていませんか?
- チャートを見ても、今一つ相場の流れ場わからない
- 利益が出始めたけど、なかなか伸びていかない
- パーフェクトオーダーの使い方がよくわからない
本記事を読むことで、以下の学びが得られます。
- 初心者でも、相場の流れが把握できるのが「パーフェクトオーダー」
- パーフェクトオーダーと複数の分析手法で精度を上げる
- まず実践!デモ口座で「パーフェクトオーダー」を理解する
それでは一つ一つ解説していきます。
パーフェクトオーダーとは?
まずはおさらいの意味も含め、用語の解説をしていきます。
移動平均線とは
「ある一定期間における価格の終値の平均を表した折れ線グラフ」のことです。
長さの異なる期間に分類し、相場のトレンドをつかみます。
一般的には以下の期間です。
- 短期線:5日
- 中期線:25日
- 長期線:75日
パーフェクトオーダーとは、「完璧な順番」「申し分ない順序」というような意味で、3つの短期・中期・長期の移動平均線がきれいに並んだ状態を指します。
トレンド相場が発生すると、必ずパーフェクトオーダーになります。
動きとしてはまず価格が先導して上昇し、それに続いて短期、中期、長期の移動平均線と並んでいきます。
チャート上から見た場合、上から以下の順番に並びます。
上昇トレンドの場合:短期、中期、長期
下降トレンドの場合:長期、中期、短期
順番が決まっているのでFX初心者でもわかりやすいです。
パーフェクトオーダーでできること
パーフェクトオーダーで、できることは以下の6点です。
相場の流れがわかる
パーフェクトオーダーの発生有無で、今の相場が「トレンド相場」か「レンジ相場」がわかります。
先ほど「トレンド相場が発生すると、必ずパーフェクトオーダーになる」といいました。
逆にパーフェクトオーダーになっていない時はレンジ相場であるということになります。
ローソク足に惑わされない
初心者がローソク足だけを見てチャート分析をするのは難しいです。
ローソク足は、高値と安値の切り上げや切り下げが激しく、細かすぎて判断に迷います。
その点、移動平均線はゴチャゴチャ感がなくシンプルに見れるので初心者にも判断がしやすいのです。
トレンドライン・水平線が引きやすい
ライン分析の時に移動平均線に沿ってトレンドライン・水平線を引きます。
これだけで機能するラインが引けます。
簡単なので以下のルーティンにするのがおススメです。
- チャートを開く
- ローソク足とパーフェクトオーダーをチェック
- パーフェクトオーダーに沿ったトレンドラインを引く
この時に長期の移動平均線を使うと、直線に近い動きになっていることが多く、ラインが引きやすいです。
トレンドフォローのトレードが可能
投資の王道はトレンドフォローです。
パーフェクトオーダーを認識すると、トレンドフォローが可能となります。
前述したように、パーフェクトオーダーならトレンド、そうでないならレンジ、という判断ができるので、自ずとエントリーもしやすくなります。
パーフェクトオーダーをキープしている間はトレンドが継続している証拠です。
そのため、一時的な下落があっても、根拠が崩れない限りホールドしておけます。
エリオット波動の第3波に乗れる
エリオット波動の第3波は、トレンド相場に最も利益を取りやすいタイミングです。
パーフェクトオーダー発生後、前の値動きの押し安値(戻り高値)を明確に超えたらエントリーします。
トレンド初動ではなく、しっかりトレンド相場になったことがわかってからポジションを持つことが大事です。
コツは第3波全部を取ろうと欲張らず、勝率の高いところ(第3波の途中)だけを狙いましょう。
どの通貨ペアでも利用可能
通貨ペアの値動きは1つずつ異なります。
ですが、どの通貨ペアでも、パーフェクトオーダーを使用したトレード判断は同じです。
つまりパーフェクトオーダーに限って言うと、通貨ペアの特徴は、それほど重要ではありません。
パーフェクトオーダーを使用する際の注意点
ここまでパーフェクトオーダーは、FX初心者にも使いやすいものだとわかりました。
ただし、使いやすいがゆえの注意点があります。
使用の際は気にかけるようにしてください。
パーフェクトオーダーが発生しているからといって必ずトレンドにはならない
これは正しい認識です。
しかし、
実はこれは必ずしも成立しません。
レンジ相場でもパーフェクトオーダーは発生します。
パーフェクトオーダー単体をトレード根拠とせず、複数のテクニカル分析を組み合わせてトレード根拠の精度を上げていきましょう。
聖杯となるパーフェクトオーダーは存在しない
FXにおける”聖杯”とは、絶対的な法則を指します。
残念ながら、聖杯と呼べるまでのパーフェクトオーダーは存在しません。
法則といかないまでも、あらゆるパーフェクトオーダーには、パーフェクトオーダーになった理由があります。
その理由を分析することが重要です。
主な要素としては下記の通りです。
- パーフェクトオーダーが形成されているチャートの時間足
- サポート帯やレジスタンス帯
- 重要な経済指標発表のタイミング
- 他の時間軸のトレンド方向
また、逆転の発想としては、トレンド相場と思われるところで、あえてオシレーター系のインジケーターを使ってみます。
結果としてあまり機能していないことを根拠に、トレンド相場と判断するのも1つの手段と言えます。
パーフェクトオーダーの使い方のコツ
どんな分析手法にも得意・不得意があります。
不得意な部分をカバーし、精度を高めていくことが重要です。
ここでは、パーフェクトオーダーの使い方のコツを説明していきます。
トレードする時間足の上位足も見てから判断する(マルチタイムフレーム分析)
「時間足の上位足」とは今のチャート時間軸より長い期間の時間軸のことです。
上位足とトレード足が同じ方向にパーフェクトオーダーになっていたら、それはトレードチャンスです。
気になるのは下位足だと思います。
確かに下位足を見れば、具体的なエントリーポイントの判断材料にはなります。
ですがスキャルピングトレードなどをしない限りは、それほど重要ではありません。
まずは上位足を見るクセをつければOKです。
水平線とトレンドラインを引く
- 水平線:価格が反発している所に水平線を引きます。
- トレンドライン:高値・安値同士で結びます。
この2本の線を引くことで、ブレイクアウト手法や三角持ち合いの考え方を取り入れることが可能です。
結果としてエントリー根拠が強化されます。
まずはデモ口座で、パーフェクトオーダーを用いたトレードの練習をしてみよう
パーフェクトオーダーは理解できたけど、いきなり本取引は怖いと思うあなたにはデモ口座でのトレードで練習することをおすすめします。
デモ口座を作るなら、DMM FXがおすすめです。
その理由は下記の通りです。
- 口座開設数も多く、サポートも充実している
- 口座開設スピードも早く、即日開設も可能
DMM FXのデモ口座の内容
デモ利用可能期間:3ヵ月
仮想資金 :500万円
ツール :本取引と同じ仕様のツールを利用可
スマホ :可
デモ口座はほぼ本取引と同じ操作が可能です。
ある程度慣れたら、リアル口座で実際の通貨を使った本取引にチャレンジしてみてください。
パーフェクトオーダーのまとめ
パーフェクトオーダーについて解説しました。
まとめると以下の通りです。
- 初心者にもわかりやすい、短期・中期・長期の移動平均線がきれいに並んだ状態
- 精度を高めるために、複数の分析手法を利用する
- デモ口座を利用して、パーフェクトオーダーのトレードを練習する
- デモ口座はDMM FXがおすすめ
今回ご紹介した内容を実践続けることでトレードに関する経験値が得られ、いずれ初心者の方でも利益を伸ばせるようになるでしょう。
本記事が参考になれば幸いです。