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FXで複利運用をするコツを徹底解説!これだけは覚えておきたいお金の知識

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FX投資ってなんだか難しそう…
何から始めていいのか分からない…

これはFX投資初心者の多くの方が思うことです。

近年、投資初心者に注目されているのが「FX投資」です。
FX関連の書籍やオンライン講座などが充実してきており、非常に学びやすい環境が整ってきました。

FX投資で稼ぐということにおいて、「複利運用」というのはかかせません。
複利運用というのは、稼いだ利益を元本に再投資し、雪だるま式に利益を上げていくことです

今回は、FXでの複利運用のコツについて解説していきます。

複利とは?

複利とは、「稼いだ利益を元本に再投資し、元本を増加させていくこと」です。

例えば、最初の投資金額が100万円で年利回りが10%だとしましょう。
そうすると1年目の利回りは、100万円×10%=110万円となり利益が10万円となります。

2年目は最初の投資金額100万円に1年目の利益である10万円を加えて運用していきます。
その結果、110万円×10%=121万円となり、2年目の利益が11万円となります。

このように、運用によって発生する利息を、今後の投資金額に加えながら運用していくことを複利運用といいます。
FXでも同様、取引をして得た利益を口座から出金せずに、そのまま運用することで複利運用が可能です。

複利運用は、単利運用とは異なり、長期間の運用により大きな利益を得ることができる運用方法ということを理解しておきましょう。

複利運用と単利運用の利益の違い

次は、単利運用と複利運用の違いについて解説していきます。

単利運用とは、得た利益に関係なく、最初に投資した金額で運用していく方法になります。
一方、複利運用とは得た利益を今後の投資金額に加えながら運用し、雪だるま式に利益をあげていくことです。

違いを分かりやすく説明するために、100万円を年利10%で、それぞれ複利と単利で運用した場合の例を見ていきましょう。

①複利で運用した場合

1年目の利回りは、100万円×10%=10万円になり、利益が10万円です。
2年目の利回りは、最初の元本である100万円に、1年目の利益10万円を加えた、110万円で運用していくことになります。
したがって、110万円×10%=121万円となり、利益は11万円になります。

複利で運用した場合、3年目以降も、前年度の利益を加えながら運用していきます。
仮に100万円を年利10%で運用した場合の10年後の元本は、なんと259万円になります。

このように、長期間で運用することにより、元本部分がどんどん大きくなり、結果的により大きな利益を発生させることが期待できるのが複利運用です。

②単利で運用した場合

1年目の利回りは、複利と同様、100万円×10%=110万円となり、利益が10万円です。
2年目も1年目と同様、100万円×10%=110万円となり、利益が10万円になります。
3年目以降も変わらず毎年10万円ずつ利益が増えていきます。

このように単利運用は、最初の投資金額に対してだけ利益が発生する運用方法で、安定的に毎年の利益を得ることが期待できます。

FXを複利で運用するメリット

FXを複利で運用するメリットは主に3つあります。

①単利運用より大きな利益をあげられる

単利運用は最初の投資金額に対して利息が発生します。
そのため、利益額は何年たっても一定です。

一方、複利運用の場合は最初の投資金額に毎年発生した利益を加えていきます。
その結果、年々利息が増えていき、単利運用より大きな利益をあげることができます。

②少額でも長期間の運用で大きな利益になる

複利運用は毎年発生する利益を加えながら運用していきます。
そのため、元本が少なくても長期間の運用で大きな利益を得ることができます。

運用期間が長いほど、大きな利益を得ることが可能になります。

③スワップポイントで利益を発生させやすい

複利運用は長期間での運用となるため、スワップポイントによる利益を得ることができます。

スワップポイントとは、2カ国の金利差による利益のことで、「金利差調成分」とも呼ばれます。
トレードで利益が見込めない際にも、スワップポイントによる利益を得ることができます。

FXを複利で運用するデメリット

FXで複利運用するデメリットは主に3つあります。

①利益が発生してもすぐには引き出せない

複利運用は、得た利益を元本に加えて運用していきます。
そのため、途中で利益を引き出すことができません。

利益を引き出す場合は、単利運用に切り替えるか、利益の一部を引き出すことになります。

②発生した利益がなくなる可能性がある

毎年得た利益を元本に加えて運用するため、利益を損失する可能性があります。
具体的には、利益が得られなかった時や利益がマイナスな場合は、利益を損失することになるので注意が必要です。

③不安になり恐怖心が芽生える

複利運用は利益が雪だるま式に増えていく運用方法のため、長期間の運用になると扱う金額も大きくなります。
その結果、多少の相場変動でも大きな含み損を抱える可能性があります。

運用することに不安になり、恐怖心が芽生える場合があるので、自身の運用許容額を超えた取引には注意してください。

FXで安全に複利運用をする方法

FXで安全に複利運用するために3つの方法があります。

①リスクリワードを決める

リスクリワードとは、利益確定と損切りの幅のことをいいます。

利益が1万円で損失も1万円の時は、リスクリワードは1:1です。
利益が2万円で損失が1万円だった場合は、1:2となります。

トレードを行う際、高い勝率を維持することは大切です。
しかし、小さく負けて大きく勝つということを考えてトレードすることも重要です。

②利益の一部を出金する

複利運用は得た利益を元本に加えて運用するため、途中で利益を引き出すことができません。

発生した利益を使う場合は一部だけを引き出すことが可能です。
これにより、大きな損失が出るのを防ぐことが可能です。

③プラススワップのポジションを保有する

スワップポイントがプラスになる運用を続け、少しずつ利益を増やしていくことをプラススワップといいます。

これを維持することにより、大損失を防ぐことができます。

FXの複利運用を成功させるための注意点

FXの複利運用を成功させるための注意点は3つあります。

①計算通りに資金が増えるとは限らない

FXはあくまで投資です。
利益が出ることもあれば損失が出ることもありますので注意しましょう。

②無理に取引量を増やさない

FXをしていると、利益が出ることもあれば損失が出る可能性もあります。
利益が出続けることもあれば損失も出続ける可能性があることを肝に銘じておきましょう。

また、FX運用で利益が増え続けていくと、資金増加のスピードが早くなります。
しかし、それに伴い自身が比例して成長しているとは限りませんので注意しましょう。

そのうえ、特に複利運用の場合は雪だるま式に利益が増えていきます。
その際、少しの相場の変動でも大きな損失が出る時があります。

FXにおいて、冷静にトレードできるメンタルも必要になってきます。

③早めに損切りする

FXにおいて損切りは重要です。
取引をする前に、利食いや損切りの目安を決めておくことをオススメします。

決めた水準を守り、大きな損失を生まないようにしましょう。

FXで複利運用をするコツのまとめ

FXの複利運用について理解は深まりましたでしょうか?
この記事を読んで、少しでも参考になれば幸いです。

複利運用は、長期間運用すれば大きな利益を生むことができる運用方法です。
それぞれの運用方法のメリット・デメリットを踏まえたうえで、自分にあった投資方法を検討してみてください。