FXのスイングトレードとは?手法の詳細やメリット・デメリットを解説
「今まで特にスタイルも決めずやってきた」
「チャートに張り付かなくてもできるトレード手法を身に着けたい」
本記事は、上記のような悩みを抱えた方に向けた記事となっております。
この記事を読むことで、下記のようなメリットがあります。
- 自分に合ったトレードスタイルを見つけることができる
- スタイルを絞ることにより、やることが明確になる
スイングトレードは比較的取り組みやすい手法ですので、本記事を参考に、ご自身のトレードスタイルの確立にお役立てください。
メリットだけでなくデメリットも説明していますので、ぜひ最後までご覧ください。
スイングトレードとは?
FXのスイングトレードは、ポジションを数日から数週間保有して、中期的な相場の波に乗ることで、大きな利益を狙うことが特徴です。
一度ポジションを持つと保有期間が長いため、頻繁にチャートを確認する必要がありません。
ちょっとした空き時間に確認をする程度なので、サラリーマンや家事の忙しい主婦の方にもおすすめのトレード方法です。
また、少なめのロットである程度大きな値幅(pips)を狙うトレードスタイルで、基本的には、月足や週足、日足など長期足のトレンドを分析して順張り取引(トレンドフォロー)を行うことが基本的な手法となります。
スイングトレードのやり方
スイングトレードを行う際には、見るべき時間足や通貨ペアを決める必要があります。
スイングトレードで見るべき時間足
スイングトレードで見るべき時間足は、主に下記の4つです。
- 月足
- 週足
- 日足
- 4時間足
まずは、月足や週足など長期足のトレンド方向を分析します(これを環境認識といいます)。
長期足のトレンド方向を把握したら、日足や4時間足でエントリータイミングを探っていくのがセオリーです。
推奨通貨ペア
スイングトレードでおすすめの通貨ペアは、下記の2つです。
- 米ドル/円
- ユーロ/米ドル
上記の2つの通貨ペアは、世界でもトップクラスの取引量なので、為替の変動が安定しています。
そのため、こまめに相場の確認ができないスタイルでも安心して取引を行うことができます。
したがって、最初は値動きが比較的安定している「米ドル/円」や「ユーロ/米ドル」などがおすすめの通貨ペアといえます。
特に「米ドル/円」に関しては、米国と日本の通貨のため、情報が取得しやすいことも安心できる要因です。
損切りの目安
損切りを決める際に注意したいのが、「pips数で決めてしまうこと」です。
なぜなら、取引量によっては大きな損失を出してしまうリスクがあるからです。
損切りは、ロット数と値幅を鑑み、許容リスクを算出して決めましょう。
スイングトレードは、あまりチャートに張り付く必要がない手法なので、事前に損切りの場所を決めてストップロス設定を行っておくことで、予想だにしない含み損を抱えたり、ロスカットを避けることができます。
レバレッジ
スイングトレードの場合、基本的には低レバレッジでの運用がおすすめです。
スイングトレードは大きな値幅を狙うスタイルのため、損切りの幅が広めになる傾向があります。
その場合、高いレバレッジで取引を行って損切りとなった場合に、大きな損失を出すリスクがあります。
レバレッジに関しては慣れるまでは5倍、高くても10倍程度で運用を行うのがおすすめです。
用意する資金の目安としては、レバレッジ5倍-10倍で余裕のある資金で始めましょう。
しっかりと資金管理を行った上でストップロス設定していれば、レバレッジの高低は関係ないため、あまり神経質になり過ぎないようにすることもポイントのひとつです。
他のトレード手法との比較
スキャルピングやデイトレードは、翌日にポジションを持ち越さないスタイルです。
取引回数が多いため相場をこまめにチェックする必要が生じます。
スキャルピングに至っては、相場に常に張り付く必要があります。
しかし、その日のうちに取引を終える手法なので、相場が気になって眠れないなどの精神的ストレスからは逃れられるかもしれません。
対してスイングトレードは保有期間が数日から数週間となるため、翌日にポジションを持ち越すスタイルになります。
そのため、相場をこまめにチェックする必要がなくなるため、短期間での取引回数が多い「スキャルピング」や「デイトレード」に比べると、ストレスが軽減するかも知れません。
しかしその反面で「ポジションを翌日に持ち越す」ということがストレスに感じる方もいるでしょう。
スキャルピング
難易度は高。
数秒〜数分の間で注文と決済を繰り返し、小さな利益を積み重ねる手法。
トレーダーにより個人差はありますが、1日に100回程度の取引を行います。
デイトレード
難易度は中。数時間から1日までの期間で取引を行う手法です。
「デイトレ」と呼んだりすることもあります。
トレード手法の中では最も聞き馴染みがあるかもしれません。
スイングトレードのメリット
ここでは、スイングトレード手法のメリットについて、3つご紹介します。
頻繁にチャートに張り付く必要がない
スイングトレードは数日から数週間ポジションを保有するトレードで、大きなトレンドを狙うスタイルのため、細かい値動きをチェックする必要がありません。
仕事や家事で忙しく、まとまった時間の確保が行えない方にも取り組みやすいスタイルです。
エントリータイミングが頻繁にあるわけではないので、精神的にも余裕が持てる
基本的には日足、4時間足などの時間足を見ながら取引を行うので、取引機会がそれほど多くありません。
したがって、精神的にも余裕を持った取引を行うことができます。
1回のトレードで大きな利益を狙える
大きなトレンドを狙った取引を行うため、1回で狙える利益幅が大きくなります。
相場に勢いがあれば、短期間で大きな利益を得ることもあるでしょう。
通貨ペアによりスワップポイントが得られる場合には、追加の利益も期待できます。
スイングトレードのデメリットと対応策
続いて、スイングトレードのデメリットについて2つ紹介します。
それぞれのデメリットへの対応策も、併せてお伝えします。
レンジ相場だと利益が出しにくい
相場においてある程度の方向性があり、その流れに乗ることで利益を得るスイングトレードですが、一方向に流れることなく、一定の狭い範囲で上下を繰り返す「レンジ相場」では、この手法との相性は良いとは言えません。
対応策
レンジ相場ではなく、トレンド相場でのトレードを狙う
一時的なマイナスに耐えられる資金管理が必要
数日から数週間でポジションの保有をするため、利益が出るまで、損切り幅をある程度大きめに見ておく必要があります。
なぜなら、含み損を抱えた際にすぐ損切りが行われてしまうと損失が確定してしまうためです。
含み損を抱えた際に、すぐに損切りが行われないように耐えるための十分な資金が必要となります。
対応策
トレード前に想定リスクリワードを計算しておき、十分な資金管理を行う
スイングトレードするならここ!スワップポイントの高いFX会社
ここではスイングトレード向きのスワップポイントの高いFX会社を一部ご紹介します。
LIGHT FX
高金利通貨と主要通貨を合わせて8種類の通貨ペアで取引ができます。
また、全体的にスワップポイントが高く、スワップポイントで利益を上げることが目的であれば、大きなアドバンテージを得ることができます。
ただし、豪ドル/円とユーロ/円についてはスワップポイントで利益を得ることができないため、これらの通貨ペアでの取引を検討している場合は他社への検討をおすすめします。
MATSUI FX
トルコリラ/円のスワップポイント高いことが特徴です。
そのため、トルコリラ/円を取引通貨ペアでメインにしている方にはおすすめの会社です。
また、他社では1000~1万通貨から取引可能な会社が多い中で、MATSUI FXは1通貨から取引をすることが可能なため、少額からの始めたい方にもおすすめです。
スワップポイントの高いFX会社についてより深く知りたい場合は、下記記事も参考にしてみてください。
また、FX会社が提供している「スワップカレンダー」のリンクは下記です。
「スワップカレンダー」で各通貨ペアでどのくらいのスワップポイントがつくのかチェックしましょう。
・DMM FX
スワップ参考(https://fx.dmm.com/fx/service/swapcalendar/)
・みんなのFX
スワップ参考(https://min-fx.jp/market/swap/)
・LIGHT FX
スワップ参考(https://lightfx.jp/market/swap/)
スイングトレードのまとめ
今回は「スイングトレード」を他のトレード手法等と比較をしてご紹介しました。
当記事の内容を実践し、
- 自分に合ったトレードスタイルを見つけることができる
- スタイルを絞ることにより、やることが明確になる
上記を実現できるようになっていきましょう。