FXのエンベロープとは?特徴や使用方法、注意点などなどを徹底解説!
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FX取引の中でも重要なテクニカル分析の1つが「エンベロープ」です。
この記事では次のような悩みを解決していきます。
- エンベロープはどういった特徴があるのか知りたい
- エンベロープとボリンジャーバンドとの違いがよくわからないから教えてほしい
- エンベロープを使うときの注意点はなにがあるか知りたい
そしてエンベロープの使用に向いている、おすすめのFX会社も紹介します。
ぜひ最後まで読んでいってください。
エンベロープとは?
エンベロープはテクニカル分析の一つで、「バンド系テクニカル指標」に分類される指標です。
移動平均線から上下に一定に乖離(かいり)させた線でバンド(帯域)を表示したものになります。
そして乖離(かいり)の目安は25日移動平均線対比で「2~3%」
価格がこの移動平均線からどの程度離れたかを確認します。
上下に一定に乖離(かいり)させた線を上限・下限とし、トレンドの反転のポイントを見極めます。
見極めた結果を、売買サインや値動きの反発の目安に利用します。
エンベロープの特徴
エンベロープの特徴は次の3つです。
- レンジ相場に向いている
- スキャルピングに向いている
- 初心者でも扱いやすい
1つひとつ解説していきます。
特徴①:レンジ相場に向いている
トレンド相場の場合は、ローソク足がエンベロープの線を超えることが前提なため、トレンドの転換点を予想しにくいです。
レンジ相場の場合は、エンベロープ内で価格が推移することが多く、トレンドの転換点を予想しやすいのです。
特徴②:スキャルピングに向いている
長期間の取引では、エンベロープが苦手としているトレンド相場が発生する可能性が高いです。
それに比べるとスキャルピングは数秒から数分程度の短い時間足を使うトレードのため、エンベロープが機能することが多くあります。
特徴③:初心者でも扱いやすい
「トレンドの転換点」=「上下に引いた線にチャートが重なったとき」
エンベロープは、この極めて単純なロジックのため、初心者でも扱いやすい手法ということができます。
ボリンジャーバンドとの違い
エンベロープと同じような目的で使用するものにボリンジャーバンドがあります。
静的バンドのエンベロープから動的バンドに発展させたのがボリンジャーバンドです。
ここではエンベロープとボリンジャーバンドの違いを説明します。
違いは大きく2つあります。
バンドの幅
- エンベロープ:上下に引いた線は常に一定の幅を保つ。ボラティリティの大きさまで反映しない
- ボリンジャーバンド:常に幅が変化する。ボラティリティの大きさに比例して広くなる
※ボラティリティとは価格変動率のこと。リスクの大きさの目安として使用される。
トレンドへの対応度合い
- エンベロープ:レンジ相場向き。トレンドが発生するとその後の予想が難しい。
- ボリンジャーバンド:価格のばらつきを知ることが可能。トレンドのサイクルが読み取れる。ある程度のトレンドでも使用できる
エンベロープの使用方法
エンベロープの使用方法は次の2つです。
- 基本的な使い方
- 水平線を引く使い方
詳しく解説していきます。
基本的な使い方
価格が上下のエンベロープに触れるかどうかに注目します。
- 上のエンベロープに触れたとき:売りシグナル
- 下のエンベロープに触れたとき:買いシグナル
ただ、これだけですと少し信頼性に欠けます。
そこでもう一つの線を引いて信頼性を上げていきます。
それが次に説明する水平線です。
水平線を引く使い方
水平線を引くことで、値動きが方向転換しそうなポイントを可視化できます。
手順は次の通りです。
- レンジ相場の高安値に水平線を引いて、エンベロープと比較する
- エンベロープと水平線の両方に触れたときだけ取引をする
結果として根拠が2つあることになり、信頼性が上がり勝率UPが見込めます。
エンベロープを使用する際の注意点
エンベロープを使用する際に3つの注意点があります。
急激な値動きへの対応が難しい
トレンド相場が得意でないことからもわかるように、急激な値動きへの対応が難しいです。
ファンダメンタル要素(経済指標発表など)がある時は、急激な値動きが予想されます。
これはテクニカル分析全般にいえることですが、エンベロープは特にこの時間帯を避けて、トレードすることが重要となります。
値動きが小さい時間帯にはあまり機能しない
値動きが小さい時間帯は、テクニカルが効きにくいので避けるのが吉でしょう。
- 値動きが小さい時:エンベロープに到達するのに時間がかかったり、到達せずに反発したりする頻度が高くなる傾向にある
- トレードしている人が少ない時:大きな注文が少し入るだけで急激な値動きが発生しやすい
一般的には「値動きが小さい」=「トレードしている人が少ない」時に該当します。
対応策として「トレードしている人が多い」時間帯を狙う必要があります。
おススメは、ロンドン市場やニューヨーク市場が開いている、午後3時以降の取引です。
指標を過信しない
ここまで説明したエンベロープですが、市場は必ずしも指標通りに動くとは限りません。
予想が外れた時に「損切り」が必要です。
根拠がなく、思い込みで運用すると大きな損失につながります。
事前に損切りするタイミングをルール化しておくことをおススメします。
エンベロープを用いたトレードにおすすめのFX会社
ここまで、どういった時にエンベロープをトレードすれば良いかをお伝えしてきました。
次にどういったFX会社がエンベロープのトレードに向いているかを説明します。
確認するポイントは次の2つ
スプレッドの狭さ
スキャルピングを狙う場合にチェックすべきポイントです。
スリッページの起こりにくさ(約定力)
スリッページとは注文時価格と約定時価格の差の事を指します。約定力が高いFX会社ほどスリッページは起こりにくいです。
国内と海外1社ずつ、おススメを紹介します。
国内FX会社:みんなのFX
「みんなのFX」の特徴は下記のとおりです。
- 業界最安水準のスプレッド(ドル円の場合、原則0.2円)
- 高い約定率(99.9%(2020年5月1日~29日実績))
みんなのFXはスプレッドの狭さが評判の会社です。
ハッピーアワーなど時間限定でスプレッドを縮小する企画もあり、この時ばかりは業界トップレベルの水準になります。
また、社内バックテストで99.9%という約定率を記録。
つまり、スリッページは起こりにくい会社ということになります。
ただし、注意点があります。
公式にはスキャルピングを認めていません。
規約に記載されている内容をどう解釈するかで変わってきます。
機械的に短時間で大量の取引をしないなど注意が必要となります。
第22条(禁止行為) お客様は、本約款取引を行うにあたり、次の各号に定める行為を行ってはならないことを予め承諾するものとします。なお、お客様の行為が当該行為に該 当するかどうかの判断は当社が行い、お客様は当社の判断に従うものとします。
(3)短時間で注文を繰り返し行う等、当社の価格形成を歪曲化し、他のお客様の不利益に繋がる行為。
海外FX会社:GemForex
「GemForex」の特徴は下記のとおりです。
- 低スプレッド口座(ノースプレッド口座 0.3pips)
- 高い約定率(平均0.78秒以内に99.99%の約定率)
海外FXの中ではスプレッドの狭さと約定率の高さのバランスを兼ね備えている会社です。
MT4が使用でき、エンベロープを含めた豊富な取引ツールが使用可能です。
入金ボーナスのキャンペーンを頻繁に行っているのが大きな特徴です。
最大1,000倍のレバレッジ設定が可能で、海外FXならではのハイレバレッジです。
キャンペーンを利用することで少資金でも大きな取引ができる
スキャルピングは認められていますが、極端な取引は控えるのが無難といえるでしょう。
エンベロープのまとめ
エンベロープは初心者にも扱いやすい、テクニカル分析です。
まとめると下記のとおりです。
特徴
- レンジ相場に向いている
- スキャルピングに向いている
注意点
- 急激な値動きへの対応が難しい
- 値動きが小さい時間帯にはあまり機能しない
- 指標を過信しない
FX会社を選ぶポイント
- スプレッドの狭さ
- スリッページの起こりにくさ(約定力)
ご紹介した内容を実践すれば、初心者の方でも利益を伸ばせるようになります。
本記事があなたの参考になれば幸いです。