FXの手数料とは?FXで発生する手数料・スプレッドについて解説

FXトレードをする際にはどのような手数料がかかるのでしょうか?

実は、目に見える形で負担する手数料は、FXを行う中ではほとんどありません。
しかし、手数料が全くかかっていないのかといえばそうではなく、「スプレッド」というものがあり、これが実質的なトレーダーにとっての手数料となっています。

スプレッドは、売りレートと買いレートとの差のことを指しますが、このスプレッドの存在によりトレーダー側にどんな負担が発生しているのか、解説していきます。

FX取引でかかる取引手数料

FX取引を行なう中で起こり得る手数料といえば、以下のようなものが挙げられます。

  • FX口座開設手数料
  • FX口座維持手数料
  • 入出金手数料
  • 取引手数料
  • ロスカット手数料 etc…

また、手数料に対しては通常消費税が加算され、負担の上乗せとなります。

しかし、実は上述のような手数料を無料としているFX会社がほとんどになっています。
トレーダー側は、目に見える負担をほとんど負うことなくFXトレードに臨むことができます。

それではFX会社はどのようにして利益を得ているのでしょうか?
目に見える手数料収入はありませんが、トレーダーがFXトレードを行う毎に、手数料収入を実質的に獲得しています。
それが、スプレッドというルールによります。

スプレッドがあるからこそ、FX会社は実質的な手数料収入を得られています。

FXのスプレッドとは

では、スプレッドとはどういったルールなのでしょうか。

スプレッドとは、FXトレードを行う際に提示される売りレートと買いレートとの差になります。
スプレッドはFX会社ごとに設定の幅が異なっています。

このスプレッドがある為に、トレーダーは実質的な手数料を負担しており、FX会社は実質的に手数料収入を得られていることになります。

FXのスプレッドとは?スプレッドの小さいおすすめFX会社も紹介!

FX会社は、多くのトレーダーから注文を集め、相対取引を行います。

例えば、あるトレーダーから米ドル/円の買い注文10,000ロットを受けたとします。
一方、別のトレーダーからは米ドル/円の売り注文10,000ロットを受けたとします。
実勢レートが1米ドル=100円で、このFX会社の米ドル/円のスプレッドが0.02だったとすると、FX会社は買い注文を出したトレーダーに対し100.01のレートを提示します。
一方、売り注文を出したトレーダーに対しては99.99のレートを提示します。
つまり、10,000ロット×0.02=200円を手数料収入としてFX会社が収受することになります。

スプレッドの単位は「pips」

スプレッドの単位は、「Pips」と呼ばれる取引単位が用いられます。
1銭は1Pipsと同義と考えられます。

スプレッドは、提示された売りレートと買いレートを差し引くことで算出できます。
例えば、米ドル/円の買いレートが100.02、売りレートが100.00の場合、スプレッドは0.02となり2Pipsと表現します。

pipsについてより詳しく知りたい場合は、下記記事も参考にしてみてください。

FXのpipsとは?算出方法、計算時の注意点など徹底解説!

スプレッドはFX損益に影響を及ぼす

トレーダー側からスプレッドを見ると、例えば米ドル/円のエントリーと決済を同時に行った場合に発生します。

例えば、スプレッドが0.02の場合、10,000ロットのエントリーと決済を同時に行えば、10,000×0.02=200円が失われます。
これが実質的なトレーダー側の手数料となります。

スプレッドが広ければ広いほど、同じpipsの利益を上げた場合の利益額が減少するので、スプレッドの広さはトレード結果に直接的に影響を与えます。
負担額が目に見えないので分かりづらいですが、損益に影響を及ぼす大きな要因として考えるべきでしょう。

スプレッドは変動する?


スプレッドの設定は、FX会社によって決められています。

しかし、実はスプレッドは常に一定というわけではありません。
まれに変動することがあります。
主に普段の幅よりも広くなることが多いです。

スプレッドが変動する理由

スプレッドが変動するのはなぜでしょうか?

それは、通貨の流動性が要因であるとされています。
通貨の流通量が少なくなると、相場の流動性(ボラティリティ)が下がり、安定したスプレッドが維持できなくなります。

FXのボラティリティとは?リスク許容度以下の「負けないトレード」を心がけよう

つまり、通貨流通量が落ちるタイミングでスプレッドが広がってしまうことがあります。

流動性が下がるタイミングの例

流動性が下がるタイミングの例としては、以下のような状況が考えられます。

  • 重要な経済指標の発表前後
  • 突発的な事件やイベント
  • 市場参加者が極端に少なくなる時期(クリスマス休暇・年末年始など)

安定したスプレッドの中でトレードをしたい場合は、上述のような流動性が下がるタイミングを避けてトレードに臨んだ方が無難です。

FX口座を選ぶ際は、スプレッドの小さい口座を選ぼう


これまで紹介してきたように、スプレッドが狭いほうがトレードを有利に進められることになります。
同じ条件でトレードをした結果、スプレッドが狭いほうが利益額が大きくなり、トータルの損益に大きく影響が及びます。

逆にスプレッドが広ければ、その分利益の規模が圧縮されてしまうため、結果としてリスクリワードも悪化してしまいます。

リスクリワードとは、1回あたりの損益の比率のことを指します。
1回のトレードで得られる利益額が多くなればリスクリワードも上昇します。
つまり、スプレッドが広ければ、平均して1回あたりの利益額が少なくなってしまうので、伴ってリスクリワードも悪くなってしまいます。

スプレッドは、まれに変動するとはいえ、FX会社がそれぞれの判断で定めているケースが多いです。
つまり、FX会社の選択次第でその後の損益額が影響を受けるということになります。
FX会社を選ぶ段階からすでにトレードは始まっていると考えるべきです。

FX会社選びは、現在多くの業者がFXサービスを提供しているため、どんな基準で選択すればいいのかわからないという方も多く、結構難しいです。
選択のポイントは様々考えられますが、スプレッドの狭さは必ず考慮するべきポイントとして理解しておくべきです。

FXのスプレッドが安いFX会社5選


FXトレードにおいて、スプレッドの狭い会社を選ぶことの重要性を解説してきました。
スプレッドを安く設定してくれているおすすめのFX会社を以下に5社紹介します。FX会社選択の際にぜひ参考にしてみてください。

①DMM FX

DMM FX

DMM FXは、テレビCMなどでも見かける機会の多い知名度が高いFX会社です。
口座開設数は非常に多く、大手FX会社といえます。

初心者でも安心してトレードができるように、24時間のサポート体制が充実しています。
電話やメールに加え、大手SNSサービスのLINEでも問い合わせができる利便性の高さは大きな特徴です。

DMM FXを利用して発生する手数料は、スプレッド以外ありません。
口座開設や入金出金時など、すべての取引において手数料が発生することはありません。

スプレッドは業界内でも非常に狭い水準が維持されています。
米ドル/円のスプレッドは0.003Pips(0.3銭)です。

②LINE FX

LINE証券

LINE FXは、大手SNSサービスのLINEが提供するFXサービスです。
普段LINEを利用している方なら、簡単な手続きでFX取引を実践できます。

LINE FXの最大の特徴は、LINEのトーク機能を利用した各種通知機能です。
約定の連絡はもちろんのこと、あらかじめ定めておいた相場水準になったら通知をもらえるような設定をすることもできます。

LINE FXを利用する際に発生する手数料は、他のFX会社と同様、スプレッド以外ありません。

スプレッドは、非常に狭い水準が維持されています。
しかもスプレッド縮小キャンペーンが実施されるケースがあり、米ドル/円では0.0銭と実質手数料なしとするケースがあります。
平常時は0.2銭となっています。

③LIGHT FX

トレイダーズ証券【LIGHT FX】

LIGHT FXは、スワップポイントが非常に高く設定されていることが特徴です。
特にトルコリラやメキシコペソ、南アフリカランドのような高金利通貨におけるスワップポイントの設定が非常に高いため、スワップ運用を目指す方にとっては非常にメリットの大きいFX会社といえます。

LIGHT FXを利用して発生する手数料は、他のFX会社と同様、スプレッドのみとなります。
スプレッドの設定は、米ドル/円が0.2銭で固定となっているなど、業界の中でも低水準となっています。
しかも日本のトレード時間中はよほどの突発的な状況でない限りは、原則スプレッド固定を保証してくれています。

④みんなのFX

トレイダーズ証券[みんなのFX]

みんなのFXは、LIGHT FXと同様スワップポイント運用に適したFX会社です。
スワップポイントだけで現金化することができたり、スワップポイントで再投資をすることができるのは大きな特徴です。
初心者でも取引しやすいトレードツールと、デモトレードシステムの充実などから、初心者に好んで利用されるFX会社です。

みんなのFXを利用して発生する手数料は、他のFX会社と同様、スプレッドだけです。
スプレッドは原則固定で、米ドル/円の場合は0.2銭と非常に低い水準が安定して提供されています。

⑤松井証券 MATSUI FX

松井証券FX

松井証券のMATSUI FXは、大手証券会社の松井証券が運営するFXサービスです。
取引の最低通関単位が1通貨という非常に少額での取引が可能になっており、初心者に優しいFX会社となっています。

MATSUI FXを利用して発生する手数料は、他のFX会社と同様、スプレッドだけです。
米ドル/円で0.2銭という低い水準が提供されていて、原則固定で非常に安定感があります。

FXの手数料のまとめ

以上、FXにおける手数料について解説をしてきました。

目に見える形の手数料はほとんどありませんが、スプレッドに注意しましょう。

トレードを開始する前に、まずはFX会社を比較してスプレッドの狭い会社を選択することで実質的な手数料を抑えることができます。

本記事が参考になりましたら幸いです。