FXは少額から始めるべき?リスクの少ないFXの始め方を解説
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会社員でも学生でも主婦でも、FXはスマホ1台あれば簡単に始められる世の中になりました。
しかし、それは「相場」と言うプロの世界に、素人が簡単に足を踏み入れることを意味します。
いきなりプロに混じって真剣勝負をすると、どうなるでしょうか?
なかなか勝つのが難しいことは、容易に想像できると思います。
- FXは初心者でも簡単に稼げる
- 自動売買ツールで勝手に儲かる
上記のようなイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれませんが、FXで稼ぐにはコツが必要です。
そのコツの1つに、「初心者の場合、FXは少額から始める」というものがあります。
今回は、初心者がFXを始める際は、必ずFXは少額から始めるべき理由と、リスクの少ないFXの始め方について解説していきます。
少額からでもFXを始められる理由
ここでは、少額からでもFXを始められる理由を解説していきます。
- FXは株や投資信託に比べて手数料が低い
- レバレッジをかけることが可能
- 少額でエントリーが出来るような仕組みになっている
それぞれ順番に見ていきましょう。
①FXは株や投資信託に比べて手数料が低い
FXは、多くのFX会社で取引手数料無料で取引することができ、スプレッドのみが取引コストとなります。
スプレッドとは、買いと売りの価格差のことを指し、通貨や証券会社によって違いがあります。
スプレッド比較はネットで簡単にすることができ、スプレッドが小さい証券会社や通貨を選んで取引すればコストカットに繋がります。
②レバレッジをかけることが可能
レバレッジとは預けた資金の何倍もの金額で取引を行うことが出来る仕組みです。
小さな資金から巨万の富を築く最大の武器とも言えるレバレッジ効果ですが、諸刃の剣とも言えるので注意が必要です。
初心者の内は、無くなっても生活に支障のない金額で、エントリー後にドキドキしない位のレバレッジで始めた方がリスクは少ないです。
③少額でエントリーが出来るような仕組みになっている
FXは、小さな資金でも取引が行える仕組みとなっています。
FXは、エントリーの通貨数によって必要になる資金が変わってきます。
取引の最小単位は1000通貨となっており、少額で始められます。
1万円程度の少額からでも、レバレッジをかけることによって十分に利益を積み重ねていく事が出来ます。
FX初心者は少額から始めるべき理由
FXが少額からでも始められる理由をお伝えしましたが、むしろ、FXは少額から始めるべき投資商品ともいえます。
FXに足を踏み入れると言う事は、プロに混じって戦うと言う事です。
会社に例えてみましょう。
入社1ヶ月の営業マンが、10年選手の営業マンより好成績をあげる事は難しいと思います。
スポーツの場合でも、初心者がプロ選手に混じってプレーしても活躍することは出来ませんね。
FXでも同じ事です。
最初のうちは、ほぼ必ずどこかで負けると思っておいた方が良いでしょう。
FX上達への道は、トレードをしてみて負けて、何がいけなかったのかを分析し、経験を積むことから始まります。
このとき、少額の方が資金におけるダメージが少なくて済みます。
取引量を小さくして、手軽に始めてみるのが良いでしょう。
そうすれば損失を出してもダメージが小さくなります。
小さいダメージの内にFXの経験を積む事が出来ます。
多額の資金を失えば精神的ダメージも大きく、再起するにも時間がかかりますが、少額であれば精神的に余裕をもって、ある程度冷静にトレードを行うことが出来るでしょう。
FX初心者の必要資金
初心者のうちは、利益より経験を積むことにフォーカスすることが必要です。
たまたま勝って利益を出すこともあるかもしれませんが、利益を出し続ける事は難しいです。
したがって、損失を出しても生活に影響の出ない金額に抑えながら、少しずつ慣れていくことが重要です。
初心者の必要資金は、3〜5万円程度から、小さな取引で始めるのがおすすめです。
経験を積んでいけば、チャートパターンがわかってきて勝率が少しずつ上がっていき、月次で利益が出るようになってきます。
そうなれば徐々に資金を増やしていけば良いでしょう。
デモ口座を使ってみるのもアリ
デモ口座を使ってトレードの練習をする方法もあります。
デモ口座は、実際の資金ではなく、架空の資金を使ってトレードを行います。
経験のないうちからお金を使いたくない場合は、デモトレードができるFX会社での口座開設を検討してみても良いでしょう。
デモ口座が作れるFX会社は、下記記事で紹介していますので、デモ口座を作ってみたい場合は参考にしてみてください。
FXを少額で始めるときの注意点
ここでは、FXを初めてやる方が注意すべき点を説明します。
- 物足りなくなって安易に増額しないように注意する
- 証拠金維持率に注意する
- 自分の適正な金額を見誤らないように注意する
トレード前に見ておくことで不用意な損失を防ぐことができるかもしれませんので、実際のトレードをする前にご一読ください。
①物足りなくなって安易に増額しないように注意する
少額ゆえに、損失も利益も少なくなります。
「せっかく利益を出したのに、これだけの金額か」と思うこともあるかもしれません。
大きな利益を夢見たり、刺激が欲しくなって増額したくなる気持ちになるかもしれませんが、注意が必要です。
勝率が上がってくるまでは、少額での取引に集中しましょう。
結果的に相場に長く居続けることができるようになり、経験値もしっかり付きます。
②証拠金維持率に注意する
証拠金維持率とは、ポジションの必要証拠金に対する実効証拠金の割合です。
証拠金維持率が高いほど、レバレッジが低いということになります。
証拠金維持率が低いほど、レバレッジが高く、ロスカットされやすくなります。
証拠金維持率が低くなりすぎないように、ポジションを持っている間は常にチェックしておかなければなりません。
逆に証拠金維持率が高すぎると、緊張感が薄れ、先述のデモ口座での練習トレードと似た現象が起こります。
③自分の適正な金額を見誤らないように注意する
実力以上の金額でトレードをすることは避けましょう。
持ち金全部や生活費が無くなるような金額は無謀です。
連戦連勝は不可能なので、負ける事を想定したプランを立てましょう。
精神的に不安定にならず、日常生活に支障がでない金額を心掛けるべきです。
無くなると少し心が痛むくらいの金額がベストです。
エントリー後、金額の増減に心が揺さぶられ、他のことが手に付かない、と言う状態になれば、それは取引量が多すぎます。
正しい金額設定ではありません。
逆に、無くなっても全然気にならない金額も、本気度が高まりにくく、成長を阻害する要因になり得ます。
エントリー後、普段と変わらない精神状態ではあるが、損失を出すと少し辛いくらいの金額を見極めることが重要です。
人それぞれで、はっきりとした正解は無いかもしれませんが、自分の適正金額を把握しておきましょう。
初心者がFX取引で失敗してしまう主な原因と対処法
ここでは、初心者が実際に陥ってしまいがちな失敗例を紹介します。
なぜその失敗をしてしまうのかの原因と、どうしたら失敗を避けられるかの対象法も併せてお伝えしますので、参考にしてみてください。
失敗例①:感情的になる
損失を出して取り返したい気持ちになって、より大きな金額でエントリーしたり、取引ルールを破ってエントリーしてしまいます。
普段ならエントリーしないところでも取引をしてしまいます。
原因
取り返したい気持ちになる事もありますが、感情のコントロールが効かないレベルであれば、それは許容金額を超えてしまっている可能性があります。
対処法
もう少し低いロットで取引をしてみると良いでしょう。
取引ルールを事前に決め、そのルールに従ってトレードをする習慣を作りましょう。
取引ルールについては、下記の商材で学べるものが特におすすめです。
初心者でも扱いやすい「水平線」を使用した商材です。
水平線トレードがどのような手法なのかについては、下記記事で説明をしています。
気になった方は、ぜひご覧ください。
失敗例②:取引ロットを上げた途端に勝てなくなる
利益が出ると、その後のトレードで取引ロットを高く設定したくなります。
取引ロットを高く設定すると利益は大きくなります。
しかし、取引ロットを高くした途端、勝てなくなり1度の損失で、今までの利益を全て飛ばすということも十分あります。
原因
取引ロットを高くしすぎると、ロスカットされやすくなります。
低い取引ロットで耐えられた損失も、上げすぎると耐えられなくなります。
対処法
資金管理を学び、適正な取引ロットを見極めることが必要です。
失敗例③:ポジポジ病
ポジポジ病とは、全ての値動きを利益に繋げたいという思いから、「とにかくエントリーしたい」と言う気持ちを抑えられなくなり、明確な根拠のないポジションを取ってしまうことをいいます。
明確な根拠のないポジションなので、勝率も頭打ちになり勝ち続けるのは難しいでしょう。
原因
根拠のないポジションを持つ危険性がわからないという経験不足によるものです。
対処法
エントリールールをしっかり決めて厳守なければなりません。
また、短期足を見てエントリーをし過ぎてしまう場合は、長期足を見るエントリールールへ見直しを行う事も必要かもしれません。
初心者がトレードを行う上では、「4時間足」や「日足」など、なるべく長めの時間足を使ってトレードすると良いでしょう。
短い時間足になればなるほど、値動きが予想しにくく、ダマシも多く発生するためです。
初心者におすすめの「スイングトレード」についての解説記事を貼っておきます。
ぜひ参考にしてみてください。
失敗例④:スワップ狙いの落とし穴
「スワップポイント狙いでエントリーしていたら、大きな含み損を抱えてしまった」という事も大いにあります。
原因
一般的に、スワップポイントの高い通貨ペアは含み損を抱える方向に動くことが多いです。
対処法
スワップポイント狙いでトレードをする場合でも、少しでも安値で買い、高値で売ろうとする姿勢は崩さないでください。
長期間保有を前提とする場合は、「ドルコスト平均法」の考え方に基づき、定期的に定額を積み立てる方式を採用し、平均取得価格が現在の値動きに近づくような投資をするのもありでしょう。
初心者が陥りがちなFXの失敗例と対策については、下記記事でも解説しています。
なるべく失敗したくない場合は、こちらの記事も併せてご覧ください。
まとめ:FXは少額から始めてリスクの少ないFXの始めることが大事
FXを少額から始めることで、リスクを減らすことができ、安定した精神状態で経験を積むことが可能となります。
もし、実力を付けてから実際のトレードをしたい場合は、デモトレードも検討してみましょう。
ぜひ今回の記事方法を取り入れて、少額から利益を積み上げていきましょう。